ご存じだと思いますが、最近就活でAI面接が導入されました。
もしかしたら、あなたが受ける企業もAI面接を導入してくるかもしれません。
また、今AI面接が控えていて対策に困っている方もいるかと思います。
・AI面接って何?
・AI面接の質問内容を教えて!
上記の疑問を解消できるように、今回はAI面接を受けたことがある私が、体験談をもとに、就活のAI面接についてご紹介します。
Contents
AI面接とは
AI面接とは、AIが人にかわって面接官を務めるサービスで、記事に取り上げられ話題になりました。スマホにアプリをインストールすることで、場所を問わず面接を受けることができます。
一般的な面接は、一人につき20分から30分程度行われます。また、面接を行う時間も企業の就業時間内で実施するため、9時から18時近くまでが基本となります。そのため、学生と企業の時間を縛ってしまいます。
また、面接官は人が行うため、評価のばらつきが発生します。ベテランの人事が採用を務めていたとしても、彼らのカンに頼って評価を付けるため、絶対評価ができません。
要するに、「時間の制約」と、「評価のばらつき」をなくす必要があります。それらの課題をAIによって解決するために、AI面接が導入されました。
AI面接の特徴としては、
・24時間どこでも面接を受けることができる
・1時間以上の面接時間で、学生の本質を見極めることができる
・豊富な質問数と、一貫性がある評価制度
上記の点が挙げられます。
AI面接が導入されることで、スマホがあればどこでも面接を受けることができます。これは地方の大学生にとっては相当なメリットで、わざわざ講義を休んで面接を受けに行くことがなくなります。また交通費がかからないため、そのお金を別の企業の説明会に向かう費用などに使うことができます。
さらに、一般的な面接よりも倍以上の時間を使って面接を行うことで、学生の本質を見極めることができます。また、AIが面接を行うため、毎回同じ水準で評価が行われます。人と違って、学生の見た目や学歴等からの先入観をなくし、公平に面接をすることができます。
AI面接の質問内容
質問内容は、一般的にエントリーシートに書かれることの深堀です。
・学生時代に頑張ったこと
・困難な状況を乗り越えたこと
・自分で立てた目標や課題をやり切った経験
・どのように働きたいか
上記の質問で共通することは、「過去に対しての経験」について聞かれることです。志望理由は聞かれません。
質問の回答時間は60秒から90秒で、1つの質問に対して深堀されます。というのも、学生の本質を見極めるためには、一つ一つの質問に対して詳しく聞かないと探れません。
似たような質問もされるため、学生時代に経験したエピソードをいくつか思い出しておくと、回答しやすいです。
AI面接を受けた大学院生の感想
私は2019年に、AI面接を受けました。その時の体験談をご紹介します。
私が感じたAI面接のメリット
公平性が向上
AIが面接官を務めるため、妥当な評価を受けれると感じました。
というのも、私の大学でも複数人、AI面接を受けました。どの大学でも中身がない方はいると思いますが、そのような方はAI面接で何人も落とされていました。
また、高学歴と呼ばれる方がAI面接で落とされ、低学歴の方が受かることから、人間性をしっかり評価していると考えられます。
そのため、私はAI面接で公平性が向上したと感じました。
都内に移動しなくて楽だった
私は地方の大学に通っていることから、就活の際にかなりの交通費がかかりました。
しかし、AI面接だとスマホとスーツさえ準備すれば、自宅や大学で簡単に面接を受けることができます。
地方に通っている大学生は、AI面接を採用している企業にエントリーすると、就活費が抑えられるため、一度自分が志望している企業の面接について調べると良いかと思います。
人見知りはAI面接最強説
人と話すのが苦手方は一定数いると思います。私も人見知りをするほうなので気持ちがよくわかります。面接時も無駄に緊張したのを覚えています(笑)
そんな方に朗報です。AI面接は人と会話するのではなく、スマホに向かって話すため、リラックスして面接に臨むことができます。他人が見るとスマホと会話している変人にしか見えないのがデメリットになりますが...。
私が感じたAI面接のデメリット
自分の強みが活かせない
人と話すことが得意な方は、相手の表情をしっかりみて話す内容を決めています。しかし、AIが面接官になるため、表情を読むことができません。
そのため、自分の強みが活かせないことがあります。
評価基準が明確でない
AI面接は導入されたばかりのため、採用基準が明確ではありません。また、AIの学習率も低いため、評価精度が高いとは言いきれません。
しかし、年を重ねるごとに、AIの精度は向上するため時間が解決する問題だと思います。
AI面接の情報も今は少ないですが、数年後には多くの就活支援サイトに情報が集まり、対策がとれるようになると考えています。
煽っていると感じイライラするときがある
AI面接は学生の過去について深堀されます。この「深堀」をされるときに、「もう少し詳しく」や「具体的に」などの質問が続きます。
そのため、具体的に説明しきったと思っても、同じように「もう少し詳しく」と何回も聞き返されます。落ち着いて対応してください。
AI面接攻略方法
初めてのAI面接を受ける方は不安になると思います。また、AI面接は導入されて新しいため、ネットの情報も少ないです。
そこでAI面接攻略方法を体験をもとに6点あげます。ご参考ください。
(1) 面接を受けるため、静かな環境を整える
(2) 移りがいい場所にスマホを移動させる
(3) 言いたいことの要点をまとめ、論理的に話す
(4) 結論を先に話す!無駄な情報は言わないこと
(5)「具体的に」という質問が怖いなら、情報を小出しに!
(6) 言い間違えたら、「もう一度」を押して取り直そう
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、就活でのAI面接について、体験談をもとにAI面接の攻略方法を解説しました。
AI面接で気を付けるポイントはたくさんありますが、やはり「スマホの向こう側に人がいる」ということ忘れずに対応することが重要になります。
初めてのAI面接で不安になると思いますが、緊張せずリラックスして臨んでください。