多くの大学生が卒業するために取り組む卒論執筆作業...
正直私も書くのが面倒だと思った一人でした。
そのため今回は
・卒論の書き方を知りたい
・卒論執筆作業を楽にするPCの設定方法を教えて
上記の疑問を解消するために、卒論の書き方についてご紹介します。
Contents
卒論のスケジュール
![](https://hironiisan.com/wp-content/uploads/2019/12/Yuu171226IMGL0015.jpg)
卒論を執筆する前に、おおまかなスケジュールを確認しましょう。
1月中旬 : 研究を終わらせる
1月下旬 : 論文執筆
2月上旬 : 先輩や教授の添削
2月中旬~下旬 : 論文最終締切
卒論の提出期限は2月の中旬~下旬になります。しかし、提出までに院生の確認や、教授の添削が入るため、遅くとも1月中までには仕上げておく必要があります。
そのため、1月中旬までには研究を終わらせ、1月いっぱいまでかけて論文を執筆する流れになります。
ただし、学会に参加したことがなく、論文を書くのが初めての方は、早めに緒言と研究背景・目的、結言を書いておきましょう。具体的には、1月中旬までに書いておくと良いです。これらは先輩が過去に書いた論文を参考にしてかけるため、執筆しやすいと思います。
なぜこの研究に携わっているかを先に書かないと、論文の方向性や内容がぶれます。
そのため、次の卒論のテンプレートや書き方を参考にサクッと書いてしまいましょう。
卒論のテンプレート
![積読男子](https://pakutaso.cdn.rabify.me/shared/img/thumb/airbGFVS3638.jpg?d=500)
表紙
目次に書く内容をご紹介します。
・令和〇年度卒業論文
・和文タイトル(18pt 明朝)
・英文タイトル(18pt serif系)
・学校名・学部・学科
・学生記番号・氏名
・指導教員
表紙に記入する内容は以上になります。
表紙に記載するものは、「いつ」「誰が」「どんな内容」を書いたのか、一目でわかるように書きます。
ただし表紙に関しては、大学により書き方が異なる場合があるため、先輩の論文表紙を参考にすると良いです。
目次
目次には章立てと対応ページを書きます。
第1章 緒言
第2章 準備
第3章 本論
第4章 結言
第5章 謝辞
参考文献
付録
上記の目次に加え、右端にページ番号を書きます。ただし、目次にページ番号は書きません。
準備と本論は、研究の進捗具合によっては章が増えますので、適宜調整してください。
緒言
「緒言」や「はじめに」などのタイトルで、研究背景・目的・手法・予想される結果を記述します。
特に、研究背景について長く書くことになります。研究背景は、過去の研究・先輩の研究概要を書くため、必然的に長くなります。
目的や手法は、簡潔に書く必要があります。ここであいまいにしてしまうと、論文の方向性が定まらないため、しっかりと考えましょう。
ページ番号は「緒言」が1になるようにします。
準備・本論の書き方
論文のメインの部分である準備と本論は、今までの研究成果をまとめる重要なところになります。
具体的には仮説を立て、仮説を証明するデータ計測を行い、立証した結果を書きます。
まず「仮説を立てる」ですが、大学生の研究は、仮説を証明することが目的になります。卒業論文を簡単に説明すると、「きっとこうなるだろう」と思うことをテーマに、研究したデータをもとに証明していくことです。
次に「データ計測」ですが、装置を使って実験データを計測したり、アンケートを実施してデータの収集を行います。データ計測はデータの計測方法をしっかりと記述しなければなりません。
というのも、データの計測方法が間違っていたら、研究にならないからです。どういった意図があって、この計測を用いたのか、明確にしておきましょう。最悪、先輩や教授に質問すれば何とかなります。
最後に「立証の結果」を記述するですが、取得した計測結果はそのまま書きましょう。過去の論文を読んでその通りに実験しても、欲しいデータが取れない時があります。それは論文を書いた方が「データの改ざん」をしているからです。データの改ざんをしてもほとんどの場合ばれません。しかし、数年研究に携わった人間として、最低限のモラルは守りましょう。
結言
最後に結言で、ここでは結論や今後の課題を記述します。
ただ単に結論を述べるのではなく、目的を簡単に整理し、道中で発生した課題や仮定などを説明しながら結論を述べます。
参考文献
参考文献は上から出てきた順に、参考文献の番号を割り当て記述します。
参考文献の数で論文の質がある程度予測できます。そのため、参考文献を探すのは苦労しますが、できるだけたくさん用意しましょう。
論文を書く前の準備
![PCのやりすぎでこんな顔になっていませんか?(猫)](https://pakutaso.cdn.rabify.me/shared/img/thumb/tomneko12151310.jpg?d=500)
ここでは論文の書き方についてご紹介します。論文作成にはWordを使用します。
フォント・数字の設定方法
・段落の先頭は1マス空ける
・章は新しいページから始める
・本文は「標準」、式は「数式」、図表は「図」スタイルを用いる
スタイルの設定について、詳しく説明します。
![](https://hironiisan.com/wp-content/uploads/2019/12/図4.png)
(1) 最初に、Wordの「ホーム」の右にある「スタイル」を全表示します
![](https://hironiisan.com/wp-content/uploads/2019/12/図5.png)
(2)「スタイル」を全表示すると、スタイル設定ができるため、本文に合ったスタイルを選択して記述してください。
これらは、自動で余白や文字の大きさを設定するため、手間を省くことができます。
句読点の設定方法
句読点の設定を行います。全部で7工程で終わるためパパっと設定しましょう。
![](https://hironiisan.com/wp-content/uploads/2019/12/図1-3.png)
(1) タスクバーの右下にある「言語バー」(「あ」か「A」で表示)を右クリック
↓
(2)「プロパティ」をクリック
![](https://hironiisan.com/wp-content/uploads/2019/12/図2.png)
(3) プロパティをクリックしたら、「Microsoft IME」が表示される
↓
(4) 詳細設定をクリック
![](https://hironiisan.com/wp-content/uploads/2019/12/図3.png)
(5) 全般の句読点欄をクリック
↓
(6) 選択肢が4つあるため上から2番目をクリック
↓
(7) OKボタンをクリック
上記の設定で、句読点の設定は終了です。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、卒論の書き方と、Wordで書く際の設定方法をご紹介しました。
卒論を書くのは非常に面倒です。私も書くのが苦手で、すごく苦労した思い出があります。卒論なんて所詮先生の趣味の延長だと思って書いていました(笑)
しかし、卒論を書かないと卒業できません。
そのため、早めに卒論を書く準備をして、残りの学生生活を楽しみましょう。