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インターネットを使った論文の検索方法

論文の検索方法が知りたい。またインターネットで検索する場合の、探すコツを教えてほしい。

このような意見に対して、お応えしていきます。

本記事を読むメリット

・論文検索する際のおすすめのサイトがわかる
・あなたが望む論文検索のコツがわかる

大学生で研究をしていた際、私は月に4、5本の論文を読んでいました。

この記事では、インターネットを使った論文の検索方法をご紹介します。また、論文検索のコツも解説します。ぜひご参考ください。

Contents

【論文の検索方法】おすすめサイト

Google Scholar

論文検索といえば何?と聞かれれば8割以上の方が「Google Scholar」と答えるぐらい有名な論文検索サイト。大学生などがよく利用するGoogleの学術論文検索用サービスになります。

「Google Scholar」の特徴

・学術論文を検索する際の信頼性が高い
・閲覧できる資料が非常に多い
・誰でも無料で利用できる

「Google Scholar」は、学術専門誌や論文、書籍などの資料を検索することができます。
検索できる記事は、多岐にわたるため、「とにかく資料を集めたい」と考えている方にオススメです。

ただし、大学が契約している文献のデータベースで取得できる論文情報が、「Google Scholar」の検索対象になっていません。欲しい論文が見つからないなら、その他の論文検索サービスから探しましょう。

CiNii Books

「CiNii Books」は、日本のあらゆる分野の学術論文を網羅的に検索することができます。

「CiNii Books」の特徴

・国内の論文ならほとんどが検索可能
・探している資料がどの大学の図書館にあるかわかる

「CiNii Books」は国内のほとんどの論文を検索することが可能です。また古典や洋書、CD、DVD等の資料も収録しているのが特徴です。

学生にとって一番の魅力は、探している資料や文献がどこの大学にあるかがわかることです。各大学の図書館とリンクしているため、すぐに借りれるかどうか確認し、その資料を閲覧することが出来ます。

URL:CiNii Books

IRDB

国立国会図書館サーチの検索対象であった「JAIRO」が2019年にサービスが終了し、新しく公開されたサイトが「IRDB」になります。公開されて1年と経ちませんが、「JAIRO」を引き継いでいるため、蔵書量は多いです。

「IRDB」の特徴

・検索可能コンテンツが300万件以上
・大学別でどんな論文を出したか検索しやすい

「IRDB」は、日本の学術機関リポジトリに蓄えられた学術情報を検索できるシステムです。

検索コンテンツ数も多く、大学別で検索しやすいため、学生にとっては使いやすい論文検索サイトだと思います。
しかし、「Google Scholar」や「CiNii Books」より蔵書量が少ないため使用頻度は少なくなります。
気になる方は、一度使用してみてください。

URL:IRDB

論文の検索サイトから欲しい論文を見つける方法

「ウィルスを監視する外国人」の写真[モデル:Max_Ezaki]

ここまでで、インターネットを使った論文の検索方法はわかったと思います。

しかし、論文の検索サイトから論文を探そうとしても、欲しい論文はなかなか見つけることが出来ません。そこで、論文を検索する際に、知っておきたい論文検索のコツをご紹介します。

論文検索方法のコツ

・最初に調べるワードは「1か2単語」で、広く浅くを意識する

・1回の検索で探すのではなく、キーワードを変えて再検索する

・複数のキーワードで検索して、絞り込む

この3点を意識すれば、あなたが求めていた論文がすぐに見つかるかと思います。

ただし、必ずしもほしい論文を見つける必要はありませんあなたが欲しい論文に近いものであれば十分です。

大学生が論文を探す理由の大半が、卒論の参考文献に乗せるために検索を行います。あなたが書く論文に近い論文であれば、十分な参考文献になるため、あまり気負わず軽い気持ちで検索してみてください。

ヒロ兄
ヒロ兄
とにかく論文を読んでみることが重要で、たまたま読んだ論文が研究の糸口になることはよくあります。

さらに良質な論文を検索する方法

・検索した論文の「参考文献・関連研究」伝いに、論文を見つける

論文検索をする際、良質な論文を見つける方法は、「参考文献・関連研究から見つける」検索方法が最も良い探し方です

インターネットで検索キーワードを間違えると、コレジャナイ感や全く関係がない論文がヒットすることがあります。
その場合は、その論文に書かれている参考文献や関連研究を見てください。参考研究に書かれている論文は、質の高いものが多いです。

また、複数の論文が参考文献として挙げている論文は、その研究分野のトップクラスの研究者が書かれた論文である可能性高いため、必ず確認しておきましょう。

ヒロ兄
ヒロ兄
参考文献が少ない論文は、質が低い論文の可能性大です。注意しましょう。

まとめ

記事のポイントをまとめます。

検索サイトに迷った場合は

・Google Scholar
・CiNii Books
・IRDB

論文検索のコツは

・ワード数は少なくし、広く浅く検索
・キーワードを変えて再検索
・複数のキーワードで検索して、絞り込む

いかがだったでしょうか。この記事では、「インターネットを使った論文の検索サイト」と、「検索のコツ」についてご紹介しました。

上記を意識して検索すると、あなたが探していた論文が見つかりやすくなります。
ぜひ参考にしてください。

ABOUT ME
hironiisan
大学院に通っている、ヒロ兄と申します。 趣味は、研究/読書/散歩/筋トレ。 大学生に有用な情報を提供していきます。