・宝くじが売れない理由がわからない
・宝くじに対する若者の意見を知りたい
そんな疑問に答えるために、この記事では、宝くじが売れない理由を大学院生の私が、考察していきます。
Contents
宝くじの売り上げが減少
毎年の恒例行事となった「年末ジャンボ宝くじ」の発売。
当たれば億万長者。誰もが一度は夢を見る宝くじですが、近年当選金額は上がる一方で、宝くじ全体の売り上げは減少傾向にあります。
これが話題を呼び、2019年12月30日にYahooニュースのトレンドとなりました。
宝くじの過去最高の売上高は、2005年の1兆1047億円でしたが、現在ではピーク時から30%以上売り上げが減少しました。
宝くじが売れなくなった理由の考察
宝くじがなぜ売れなくなったのか...ここでは宝くじの売り上げが低迷している理由を考察していきます。
宝くじが売れなくなった理由は以下の4点があげられると考えます。
・当選率が低い(年末ジャンボ1等当選確率2000万分の1)
・還元率が低すぎる(5割に満たない)
・youtubeで当たらないことが分かった
・そもそも金がない
一つずつ見ていきましょう。
当選率が低い(年末ジャンボ1等当選確率2000万分の1)
宝くじの当選確率は2000万分の1といわれています。このことから、まず当選することはありません。
現在、関東地方の人口が約4300万人であり、確率ではその中で2人しか当選しません。正直当たる気がしない数字だと思います。
参考:ホームメイト全国人口一覧
「買わないと当たらないだろう」とも言われていますが、そもそも買っても当たらないのなら買う意味はありません。
還元率が低すぎる(5割に満たない)
日本で実施されているギャンブルの還元率は、世界中を見てもかなり低いと言われています。
ギャンブルの還元率
・パチンコ・・・80~85%
・競馬・・・・・70~80%
・競輪・・・・・75%
・宝くじ・・・・50%以下
海外でギャンブルと呼ばれるものといえばカジノです。
カジノの還元率は店舗やゲームで違いはありますが、90%以上あります。
カジノと比べるとパチンコや競馬、競輪は還元率は少し低く見えますが、宝くじに限っては2倍ほども差があります。
もともと宝くじは「当せん金付証票法」という法律によって、還元率が50%未満にするよう定められています。1枚300円のうち、150円未満しか手元に残りません。
どう考えても割に合いません。これが宝くじの売り上げが減少した理由の一つです。
Youtubeで当たらないことが分かった
あなたは情報収集は何を使ってしますか?最近の若者はTVではなく、SNSや動画を使って情報収集をしています。
その中でもYoutubeの勢いはものすごく、Youtubeを毎日利用している方も多いのではないでしょうか。
そのYoutubeの動画で「何百万円も購入したけれど、1等は当たらなかった」という動画がいくつかあります。
その動画に影響されたのも、宝くじの売り上げが減少した要因の一つだと考えられます。
そもそも金がない
若者が宝くじを買わない最も大きな要因は、「金がないから買えない」です。
大学に通うために半分以上の方が、奨学金を借りて進学する時代です。そのため大学卒業後、借金を背負った状態で社会人生活がスタートします。
奨学金を返すことに精一杯で、宝くじを買う金は一切ありません。
大学生に聴いた宝くじを買わない理由
現役大学生に宝くじを買わな理由をアンケートしました。
・ギャンブル好き
・ギャンブル嫌い
上記の2つのグループにわけ、聞き取りを行いました。
ギャンブル好きの学生に聞いた意見
・競馬やパチンコのほうが「楽しい」
・買ったら当たるまで何もしない期間がある
上記の意見から、宝くじは買ったら待つだけ、自分の力であたりに近づけることができないから買わない、ということがわかりました。
ギャンブル嫌いの学生に聞いた意見
・当たらないものに金を出すのがばかばかしい
・その金を別に使ったほうが有意義
私の周りでは、本やゲームを買うためにお金を使いたいという学生が多数いました。
また、アンケートでは少数でしたが、買うための金がないといった意見もありました。
宝くじの売り上げを伸ばすには?考察してみる
・当選金額を下げ,当選本数を上げる
・還元率を上げる
・給料を上げる
この3つを改善することで解決します。だれでも少し考えればわかることなので、考察になってないですね(笑)
「宝くじ=あたらない」は結構浸透しています。その意識を改善するためにもまずは、当選本数を増やす必要があります。
また、1億円、10億円といわれても庶民はいまいち違いがわかりません。億が数本より、10万円が何千本あったほうが当選確率が上がるためうれしいです。
そのため、「当選金額を下げ,当選本数を上げる」ほうがいいと考えます。
あとは給料ですね。税金が上がってから節約志向が上昇しました。無駄なもの、ここでは宝くじは購入したくありません。まずは買う余裕を作るためにも給料を上げてください(笑)
まとめ:宝くじは買うだけ無駄...自己投資すべき
いかがだったでしょうか。「今回は宝くじが売れない理由と考察」をテーマにご紹介しました。
宝くじを買う方に「夢を買っているんだ」と言われることがあります。しかしこれは、その程度でしか夢を見る方法がないという、典型的な貧乏人の言い訳のような印象を受けます。
夢とは、自ら努力して叶えるのであって、誰かからもらうものではありません。
宝くじを買う余裕があるなら、自己投資しましょう。