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大学生の半分が読書する習慣がない⁉…読書をするだけで人生が変わる

大学生の読書量ってどれぐらいなんだろう?
「本を読め」と言われるけど、なんで読まないといけないの?

このような意見に対して、お応えしていきます。

本記事を読むメリット

・大学生の読書の実態がわかる
・そもそも本はなぜあるのか
・大学生のうちに読むべき本が知れる

筆者は、高校時代は月に1冊本を読めばいいほうでした。

大学生では月に8冊ほど読んでいます。

この記事では「なぜ論文を読むべきなのか」について、本をたくさん読まない人にしかわからないメリットや、どうして大学で本をよく読むようになったのかお伝えします。

Contents

大学生は読書するだけで半数に入れる!

大学生の読書の習慣を知りたいのなら、
下記のグラフを見れば一発で実態がわかります。

(出典:第55回学生生活実態調査の概要報告)

大学生の48.1%が、1日に本を読まない

これが大学生の読書の現実です。

正直、日本の大学生のレベルが低下しないか心配になるレベルですね(笑)

貧富の格差によりアルバイトに精を出す学生や、青春を謳歌するためにサークル活動に全力投球していると予想できます。

ですがどんなに忙しくても、「学ぶ立場」にいる学生の半分が読書をしないのは非常にまずいですね...

しかし、大学生に限らず、若い人の読書量が年々減ってきていると言われています。本離れの原因として、「スマホが普及したことにより紙の本を持ち歩く必要がなくなった」などが理由として挙げられます。

ヒロ兄
ヒロ兄

私の周りも本を読まず、
スマホを1日中触っている人が非常に多いです。

また今の若者が社会人になったとき、さらに本離れが広がることが簡単に想像できます。

ですが、逆に大学生のうちに本を読む習慣を作ることで、半分の人に差をつけることができます

とはいえいきなり本を読むには抵抗があるかもしれません。

そこで、まずはなぜ本が出版されるのかについてみていきましょう!
これがわかることで、本が存在する意味と、本を読まないとヤバいことが理解できます。

ヒロ兄
ヒロ兄

学生のうちに本を読まないと,
今後の人生ハードモードになります...

本は何のためにあるのか

本は何のために存在するか、考えたことはありますか?

今まで当たり前にあった本が、なぜあるのかを考えたことがある人は少ないと思います。

本という存在は、社会が知識を共有するための手段の一つであったことが議論の出発点となるべきだろう。
引用:本の未来・未来の本についてのシンポジウム

上記の通り、もともと本は社会が知識を共有する手段として用いられていました

インターネットが普及していない時代では、知識を得る場は基本的に本しかないためとても重宝されていました。また本の特徴として、「記憶媒体」として長く保存できるという側面も強かったです。

しかしインターネットが普及した現代では、本の位置づけが変わったと感じる方は多いのではないでしょうか?

私が思うに、作者の生き様や権威性等を示すことができるコンテンツが本であると考えます。

インターネットで検索すると、莫大な情報がヒットし、正しい情報はどれか取捨選択する必要があります。しかし本であると今の作者の生き様や、思想、経験を知ることができます

これが、本が存在する理由と、本にしかない利点になります。

ヒロ兄
ヒロ兄

本の存在は変わらないと思いますが、
今後本の形は変わりそうですね。

読書のメリットはたくさんある

「大学生は読書をしろ」と耳にしませんか?
スマホが普及したため、読書をする人は年々減っています。

しかし読書をすることは非常に重要で、読書で人生が変わった人は多くいます

そのためここでは、大学生が読書をするメリットや効果について解説します。

情報弱者から抜け出す

「インターネットから情報を得られるから問題ない」と考えている方。その思考は問題があります。

確かに日常的な情報が知りたいのなら、インターネットは最適です。

しかし、純度が高い情報を入手したいなら、インターネットでの情報収集だけでは不十分です。またインターネットは不特定多数の方が情報をアップしているため、情報の質にムラがあり、信憑性に欠けます

反対に本は、編集者など多人数のチェックの元、情報の純度を高めたものを出版します。また、その分野に特化した専門家が出版しているため、どちらの情報の質が高いのか比べるまでもありません。

ヒロ兄
ヒロ兄

本が有料であることからも、情報の価値が高いことがわかりますね!

お金が稼げるようになる

読書をするだけでお金が稼ぎやすくなります!

もし知っていたら、誰もが読書をしますよね(笑)。
ですが大学生の半分は読書をしないのが現実です。

ヒロ兄
ヒロ兄

まずは証拠から見ていきましょう!

パドヴァ大学の研究チームが読書と年収の関係を示す。

彼らは5280人を対象に「家に置いてあった本の冊数と、将来の収入」の関連性を調べた。10歳の時点で家にあった本の数と、大人になってからの収入に相関関係があるか、という調査である。

その結果、子供時代に学校以外で10冊以上の本を読んだ人は、読まなかった人に比べて大人になってからの年収が21%も違った。

引用:マジ?読書量と年収の”真実”を知ったら給料が爆上がりするかもよ

「Business Management Degree」では、ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏のような大富豪を含む富裕層と年収3万ドル(約300万円前後)以下の層について、下記のように発表しています。

・88%が1日30分以上ビジネス書などを読む(「年収300万以下層」は2%)
・86%が読書家である(「年収300万以下層」は26%)
・63%が移動時間にオーディオブックを聴いている(「年収300万以下層」は5%)

引用:読書量と年収は正比例する

研究や論文は他にもありますが結論として、上記のように読書量と年収に相関がみられるを示しています。

年収が高い人の特徴を見てみると、

・頭が良い傾向がある
・他人より思考力が高い
・問題解決能力が高い

上記のような特徴があげられます。

これらは、読書をすることで身に着けることができる能力であるため、読書量が多いほどお金が稼ぎやすくなります。

ヒロ兄
ヒロ兄

読書をするだけでお金が稼げるなら、これだけコスパがいいものはないですね。

就活で他の大学生よりリードできる

読書をすることで、就活に役立ちます。

大抵の学生はインターネットから情報を集めます。そのためほとんどの学生が似たような情報を持つ傾向があります。

そのため読書をするだけで、インターネットにはない情報を手に入れることができます

半分の学生が本を読まないからこそ、本を読むことで他の学生と差別化することができます。

また履歴書に、「趣味が読書」と書く人がいますが、大抵はでっち上げた趣味です。そのため面接時に「なぜ読書が趣味なのか」や「最近読んだ本で興味深いことはあったか」等の質問に答えられない学生がいました。

そのため、日常から本を読む習慣を作り、その本から得た知識をうまく活かすことができれば、就職活動で有利に働きます。

ヒロ兄
ヒロ兄

就活に役立つなら本を読むのもありですよね!

読書するなら紙で読もう!時間があるときは電子書籍でも可

読書をするなら紙で読むほうがオススメです。

というのも、同署は電子書籍より紙のほうが記憶に残りやすいという研究結果があります。

36 名の被験者に対して,タブレット端末と紙媒体のそれぞれを用いて,文学的文章と説明的文章からなる 2 タイプの文章を読ませ,主観評価および読み速度,記憶テスト,理解テストの結果を比較した.その結果,第一に,主観的な読みやすさの面では,iPad はすでに紙と同等の性能を実現していることがわかった.iPad を支持する理由としては,文字表示の鮮明さやページめくりのしやすさが上位を占める一方,紙では読書時の疲労が少ないことや集中しやすさが上位となった.第二に,文字情報のみからなるコンテンツの場合,読み速度や逐語的記憶では,説明的文章において表示媒体による有意差が認められた.また,文章理解ではタブレット端末よりも紙媒体に優位性があることが明らかになった.

(引用元:表示媒体が文章理解と記憶に及ぼす影響―電子書籍端末と紙媒体の比較―

上記を簡単にまとめると、

・読みやすさ → 変わらない
・文章の理解 → 紙が有利
・集中力の持続 → 紙が有利

被験者数が少ないですが、他の研究でも紙のほうが記憶に残りやすいという結果が、多数報告されています。これで電子書籍より本のほうが優秀だということが分かったと思います。

反対に電子書籍の良いところは、「読みやすさ」だけなのでしょうか?

ヒロ兄
ヒロ兄

電子書籍にもいいところはあります!

それは、時間制限がない場合での読書は、記憶の残り方に紙の本と電子書籍はあまり差がないことです。

そのため、

・紙で読めるなら、読書は紙で読むこと
・ただし、時間があるなら電子書籍でも可

ということが言えます。

ヒロ兄
ヒロ兄

土日にのんびりと読書するのなら、電子書籍のほうがよさそうですね。

大学生が読むべきオススメ本

大学生は読書をするだけで、周りから一歩リードすることができます。

そのため、友達と差をつけたいなら、読書を始めましょう。毎日10分でもいいので、少しずつ本を読むと、必ず人生が変わります。

しかし、いきなり本を読むのは難しいと考える方は多いのではないでしょうか?

そこで、私が大学生のうちに読んだ、お勧めの本をご紹介します。

アイデアのつくり方
 (著)ジェームス W.ヤング

考具 ―考えるための道具、持っていますか?
 (著)加藤 昌治

・アイデアはどこからやってくるのか 考具 基礎編
 (著)加藤 昌治

上記の3つは大学の研究の際にアイデアを出す方法として、具体的手法が学べる本です。

またアイデアの生み出し方を習得すれば、一生使える武器として役立つので、大学生のうちに読んでも損がない本です。

・読書の技法
(著)佐藤

使える脳の鍛え方 成功する学習の科学
(著) ピーター・ブラウン , ヘンリー・ローディガー , マーク・マクダニエル

上記は読書の習慣が身についた方にオススメしたい本になります。

これらから「本の読み方」、「具体的に何を読むのか」、「本の読み方」などを学習することができます。

まずは読書をする習慣を身に着けよう!

「本を読まないといけないことはわかったが、習慣化できない」と考えているあなたに、私が読書をする習慣を身に着ける方法について解説します。

ヒロ兄
ヒロ兄

私は起床後運動した後に、読書を作る時間を設けています。

ここで大事なのが、「読書をする時間を必ず作る!」と決めて、それを実行することです。

オススメとしては、起床後か就寝前に読書をすることです。しかし、「隙間時間に読書をする」はオススメしません。

というのも習慣化するにはルーティンを組むのが一番です。

しかし、隙間時間はいつ作れるかわかりません。ふとした時にできることもあれば、1日中暇な時間がない時もあります。

しかし起床後か就寝前は必ず訪れるため、習慣化しやすい傾向があります。

まとめ

記事のポイントをまとめます。

・48%の大学生が読書をしない

・本は知識の共有を行うために存在する

・読書をするだけで他人と差をつけることができる

・読書の習慣化は決まった時間に読むこと

読書をすることで、人生が過ごしやすくなります。

挫折したとき、
落ち込んだとき、
目標がないとき、

同じような人生を過ごした方が書いた本を読むことで、改善策を簡単に見つけることができます。

読書で人生が変わるのなら、これだけコスパがいいものはありません。

あなたも読書をすることで、人生を豊かにする最初一歩を踏み出しましょう!

ABOUT ME
hironiisan
大学院に通っている、ヒロ兄と申します。 趣味は、研究/読書/散歩/筋トレ。 大学生に有用な情報を提供していきます。